老人ホームでのヘルパー同士の人間関係は、24時間同じ建物の中で働いているので濃くなりがちです。特に夜勤は少人数で働く上に、ご入居様も寝ているので雑談をすることが多く、一晩で職員同士の距離が近くなります。相性の良い人同士なら、うまく連携出来て業務もスムーズに終わらせられますが、相性の悪い人同士だと一晩でも一緒に働くのが苦痛に感じられるかもしれません。
しかし、ヘルパー同士の人間関係をあまり業務に持ち込みすぎてもいけません。入居者様も毎日同じ空間で過ごされているので、介助が必要な方と言えど、ヘルパーの人間関係に気づかれている方も多いです。
また、シフト勤務のホームが多いため、休日は他の土日休みの職業の人と遊ぶよりも、仲良くなったヘルパー同士で遊びに行くことが増えます。若い職員の多いホームでは飲み会も多く、職場恋愛や結婚もよくあります。
日中の業務でも、一度に複数人のヘルパーが必要な介護業務もあり、チームワークが試されます。相性の悪いヘルパーもいるかもしれませんが、仕事柄基本的には人のお世話が好きな人が多いです。
しかし、毎日同じ建物の中で職員もお客様も同じ顔触れということで、人間関係はどうしても濃くなりがちです。どうしても合わないと思ったら、思い切って職場を変えることも必要です。ホーム職員間の良好な人間関係は、円滑な業務につながるので重要です。ヘルパーが働きやすい環境が、最終的にはご入居者様のためにもなります。